僕いむぼくど!
いつも元気な、いむぼくどです。
活動休止期間を1ヶ月ほど頂き、鬼の多忙期も死にもの狂いで乗り越えたので久しくして私のcvシリーズの最新作、
「第四章 回転木馬が泣く」
を募集させて頂きました。
今回も早速ながら編集後記を書いていきます。
具体的には
・楽曲や審査、出演者などのcvについて
・物語と本編で繋がるシーン等の解説、ポイント
・制作のImbocdから最後に
の3点に分けてお話していきます。
ぜひ最後までお読み下さい。
・楽曲や審査、出演者などのcvについて
これまでに引き続き、楽曲は林田匠さんの
「フォールン・バケット」
を使用させて頂きました。
おそらくこれまでの私の作品からなんとなくので雰囲気などは掴めたかなと思います。
この曲はテンポや雰囲気もそうですが歌詞がめちゃんこ良いですよね…
1番のサビの歌詞です。
「まだ消えてくれないな 口火を食べる悪魔
仰げば希った 幸せよ さようなら
より遠くへ行こうか いつしか口をついた
洗いざらい痛い思いだけ 鞄の奥に詰め込んで」
とても心に刺さる歌詞ですよね…
幸せが心からも体からも逃げていくがそれを受け入れる悲しさなんかが歌詞からも感じられて大変切ないですね…
審査についてですが要項に記載した事を念頭に進めたので
・要項のことを上手く満たしていた方
・他にはない技やコンボで自分を魅せていた方
・環境で雰囲気を作ってcvに合わせてくれた方
などが優勢であったと思います。
具体的な審査内容はお伝えできませんが今回も多くの提出者様にご参加頂きとても嬉しかったです。
改めて皆さま本当にありがとうございました。
公開後、とあるスピナー様が
「いむぼくどのcvはハイレベルだ!」
「いむぼくどさんの大きめのcvに出たい!」
などと嬉しいツイートや返信が複数ありこれには私もニッコリです😊
が、ここで少し私から言わせてほしいことが2つあります。
まず1つ目は
「落選とさせて頂いた方は後悔ツイートをしないでほしい」
ことです。
審査性になったことはとてもありがたい事です。
それに伴って審査を行うという事は出演を見送らせて頂く方が出るので、それはどうしても審査の私としても心が痛いです。
「せっかく提出してくれたのにごめんなさい…」
と毎度両目がナイアガラの滝みたいになりながら審査をしています。
なので
「cvに落ちた!悔しい!もうだめだ…」
「しばらく立ち直れそうにない…」
「僕はペン回し向いてないんだ…」
などと落選した方でネガティブなツイートをしているのを見ると更に心がえぐられるのです。
もちろん、それだけの気合を入れて撮影し、提出頂いたのでそこが私とても嬉しいのです。
がその分そのようなツイートを見るとめちゃんこ悲しくなるのです…
あくまでも私のみの審査となっています。
この世界のペン回しすべてが私で回っている訳でないのでそこまで引きずらないでください…
「今回は合わなかっただけで運もなかった」
くらいに受け止めてくれたほうが私としてもストレスが減ります…
また、公開後にとあるスピナーさんが
「普段の行いが悪いから落ちた」
的なツイートをされていましたが
提出者様全員にお送りした確認メッセージにも記したとおり、私の審査は動画のみでの審査となっておりますので、その人の人格や私との関係は全く配慮されておりません。
ただ自分に自覚があるなら直せとは言いませんが改めるべきではありますかね…
私なりにペン回しをする上で最悪な完成体が
「ペン回しだけの人」
というものです。
どれだけペン回しがうまかろうが人から好かれていなかったりしたらそれだけの人になってしまいますし…
Twitterってコミュニケーションの場でもありますのでそこもまぁ意識していきましょうね!
私もどうこう言えた口ではありませんが…
もう一点は期日についてです。
これは注意喚起的なものですが
今回含め以前から
期日を過ぎてからDMにて動画を提出してくれたり、延長希望の連絡を頂きますが基本的には
「アップロードした動画のURLを私のDMに貼る」
までを期日内に行ってください。
差し替えも同様です。
また、延長希望等についてですが
期日内に私のツイートで
「期限延長はするかしないか、」
を事前にツイートするようにしてるのでそこから
「急いで撮ろう!」
などと判断していただければと思います。
期限延長の連絡をもらってから個人で対応しまして特別措置として期限延長を実施しております。
最大3日です。
何が言いたいかというと
「動画の提出、差し替え、期限延長の希望
は期日内でないと受け付ける事ができない。」
ということです。
どうかご理解ください😭
次は出演者についてです。
より多くの方に出演して頂けるよう、これまでに比べて多めの枠を取りましたが今回も審査性になりました。
嬉しい叫びをしたいです(?
まぁまずはそれぞれ出演者全員に短くコメントをしていきます。
(審査の内容や心がけた事、本編での意識など)
・mawashizuki様
持ち味の「美しいペン回し」を最大にまで活かした見事な一本でした。
タグコンの環境はとても見やすく本編の雰囲気にも大変合っていたのですごく助かりました。
本編ではそんな美しい回しで見る人を初っ端で魅了させると同時に入りとしてのcvそのものの雰囲気作りのためにトップバッターに置かせてもらいました。
個人的には途中の横3軸キャッチ時の音ハメを上手くできたかなと思っております。
アス比を画面サイズにあえて合わせない事でmawashizukiさんから放たれていた独特の良さをより活かすことができたかなと思いましたが…いかがでしたかね…
トップバッターにふさわしい回しをありがとうございました。
・cross様
環境含め回しや技などcrossさんにしかできないようなコンボを多く用いていて本編にもピッタリ合うような雰囲気作りに圧巻されました。
要項にも記載していた
「ゆっくりな回しの中で個性を出す」
のを上手く表現してくれましたね。
前演者のmawashizukiさんの回すスピードが比較的早めだったため緩急作りの意味も込めた配置にしました。
crossさんへの切り替え時に「ファン!」と思いっきり切り替わるのに適した音があったのでそれも使ってみました。
ペン先を持つ技を多く使われており、そこでも良さが引き立っていて本編でも良いスパイスになり非常に助かりました。
見ていて飽きない素晴らしいfsでした。
・IChika様
16:9のサイズの隅々までを活かした少し愉快な環境でそれに合った個性ある回しでとても好印象でした。
良い意味で緩さがあったりIChikaさんにしかできない技を多く使っていて独特の世界観を生み出していてドップリと浸ってしまいました。
本編では歌詞入りの際での登場だったのでこれまでの前演者の御二方の少し暗めな雰囲気から一味違った世界を作るためにも
「本編の中でIChikaさんを最大限活かせる箇所はここしかない!」
と思い歌詞入りの重役をお任せしました。
個性ある回しをありがとうございました。
・kiwi様
vpをゆっくりと回すことで生まれる「落ち着き」が非常に魅力的に感じて見心地の良い雰囲気を醸し出していてとても素敵でした。
ペンが緑だったため環境との対色関係から少しの派手味を感じました。
本編ではIChikaさんが生み出したほんの少しの愉快さを引き継ぎたかったのでkiwiさんに繋げさせてもらいました。
「陽が昇っても部屋の隅っこで」
という本編中での歌詞にもかけて
「少しの愉快さはまだ続いているよ」
という意味も込めています。
・Riaku様
とてもペンが見やすい環境だったうえに個性ある素敵な指使いを駆使した回しでありました。
箇所によっては回すスピードが早めだと感じたので歌詞の途中でもペースの崩しを表したく、落ち着いたkiwiさんの後に置かせてもらいました。
また、締めに行くに連れて勢いが段々と増す感じがとても爽快であったため、演出や音ハメをとことん意識して畳み掛けてみました。
次演者のmudpiemojoさんへRiakuさんのペンの回旋が止まる前に繋げたのも勢いを殺したくなかったためです。
配置としては前演者のkiwiさんと同小節の中でも少しの変化を持たす事で感じ方は多少変わると思いアクセントある箇所に配置させて頂きました。
回しも緩急あり素晴らしかったです。
・mudpiemojo様
真上アングルから活きてくる「回し手目線」
を上手く活用していて環境に写っている小物たちや回しているペン含めパッと見での「日常感」が素晴らしく驚かされました。
また、回旋時間が短めであったことを活かして曲調の変化の大きいサビへの接続箇所に気をそそるべく配置させて頂きました。
サビへの直前のため、締めのflノーマルの音ハメもまぁ違和感なくできたのではないでしょうか。
要項に記載していた
「ゆっくりとした回し」
をされる方が多い中でご自身の持ち味を崩さずスピードはある中で雰囲気をバッチシと合わす事に感服します。
・Kur4様
まず環境が比較的に明るめであった事、
回しがゆっくりであるぶん指使いやコンボ、技は見ていて引き込まれる様な良さを感じる事、
などからこれまでの少し暗めの雰囲気の中で世界観の緩急をつけたく、最初の本編での見せ場でもあるサビに配置させて頂きました。
また、回し始める前の腕の登場シーンで遊ぶ事ができたのでそこで名前表記も同時に行い、無駄な編集せず、音楽とKur4さんの回しをゆっくりと楽しんでもらえるような演出を意識しました。
個人的にはこのfsが今まで見てきたkur4さんの回しの中で1番好きです。
(上からですみません…
素晴らしいfsをありがとうございました。
・toccha様
バランス系統を多く用いたこれまでとはまた違うスタイルで今回も驚きを受けました。
やはりバランス系統の技は時間を多く使う事に加えて今回は指全体を順番にされていたのでfs全体の長さが他の方に比べて一際長かったので調和にかなり苦戦しました。
個人的に私の風景動画の時に毎回
「画面いっぱいにせず少し黒背景を作る」
事を今回意識したのですがそこはtocchaさんの良さを引き立てたいがために編み出した策です。
尺が余ってしまったので次演者であるnomadさんへの繋ぎも攻めてみました。
本編の繋ぎ目もノーマルで繋いでみましたが上手くいってますかね…😭
書いてあることは確か…本当のはず…です…
・nomad様
私のスマホがお年寄りなのか、ラグが生まれてしまったことを謝罪させてください。
申し訳ございませんでした。
もちろんそこは審査には関与しておりません。
スマートな指遣いで円軌道もダントツで素晴らしく今回もこのcvの華となってくれたのではないでしょうか。
個人的に前演者のtocchaさんと環境の明るさ等似ていた気がしたので審査状況から
「tocchaさんとnomadさん繋げたいな」
と思いあのような演出をしてみました。
畳み掛けのある締めのあと、音楽を消したのは下記のunknownさんでお話しているので是非そちらもお読みください。
・unknown様
まずあの人差し指をペンのグリップに突っ込むのが新しすぎて今回も度肝を抜かれて、独自性の面でえげついくらい魅了されました。
前演者のnomadさんは明るめの環境だったのに比べてunknownさんはまだ暗みも残っているが比較的明るめだと感じたため、御二人の間にサムネの動画verを無音で置いていきなりサビでunknownさんを使うことにより
「最初に戻されたがいきなり引き戻された」
的な事を狙って編集しました。
その時サムネイルとは少し暗めにしたのですが
そこで御二人によって作り出された明るめの雰囲気との相乗効果を狙いました。
名前の表記や演出、技の雰囲気を使ったカットなど、出演者の中でもかなり手を込みました。
・Minori様
環境が奥から光が入ってきている感じがめちゃんこ本編と合っていました。
それに加えて締めでの迫力ある畳み掛けや個性あるコンボはどれも見応えがありました…
これまでのMinoriさんとは少し違ったというか…迫力がすごくあるなと感じたので、本編では曲調が変わる節目の箇所で使用させて頂きました。
歌詞での
「回せ 回せ 〜」
のところでペン回しともかけてMinoriさんの良さを引き立てつつ本編でも味変え的な意味での効果を狙って演出等意識するのと同時に
その直後に本編では暗めの雰囲気の箇所に入るのでMinoriさんの前後で雰囲気が共にガラッと変わります。
ので締め後の余韻もあえて残してみました。
・Hurus様
環境作りがずば抜けて上手く、要項に記載した事をうまいこと表現してくれましたね。
スポットライトが当てられたような環境で悲しさが伝わったので本編ではヴァイオリンの音色が響きながらもその中に寂しさがある箇所に置かせて頂きました。
ペンを振るうようなコンボや締め、またペンを取りに行く動作、締め後のペンを置く動作など隅から隅まで仕上げてくれていたので
私も隅から隅まで使わせて頂きました。
ラスサビへの間奏であったのでそこの間をどうにか上手く使える事。
且つそれに適した回し、環境等はHurusさんしかできないと審査していて思いました。
今回も素敵でした。
・FrEon
環境がかなり暗めでしたがペン回しが見づらいわけでもなく、16:9をとことん使ってくましたね。
あえてカメラから遠いところで回すことで雰囲気を作っていたのでしょうか?🤔
遠さによって円軌道も美しく映えていて本編ではその環境や雰囲気を大いに活かせる様な配置にしてみました。
締めまでの流れが非常にスムーズであったため、その直後のヴァイオリンソロのところで風景撮影シーンを入れてFrEonさんの余韻を残して浸りながらも表記を楽しめる様な演出をしてみました。
前演者のHurusさんが生み出した悲しみある雰囲気、良さをFrEonさんが上手く繋げてくれたので御二人に間奏部をお任せしました。
何もかもを非常に活かせた素敵な回しでした。
・Ence様
手持ち撮影を活かした回しで今回の提出者様の中で最も個性的というか…独特な回しをされていて今回も魅了されました…
また、手持ち撮影で起こる画面の揺れやEnceさんの個性あるヌルヌルとした回しから起こる揺れ?が非常に良く最も設置箇所に悩みました。
環境や構成、回しは他にはないものなので
間奏からの引き継ぎの肝心な箇所に置かせて頂きました。
Enceさんから歌詞が復活するので前の御二方が作り出してくれた悲しさある雰囲気からEnceさんで少しの希望を表したく、ヴァイオリンの余韻も感じれる様な演出をしています。
画面サイズ比を小さめにしたのは上記の悲しさとヴァイオリンの余韻を残したかったためです。
・Siki様
差し替え前はトップバッターを予定しておりました。
がスマートな回し且つ持ち替え?により見る人を驚かせる箇所が変わっていたので持ち前のストレートな回しを見る人にフィナーレで堪能させたくこのような箇所に置かせて頂きました。
fs前半部の構成が個人的にすごく良かったので少し鮮やかな環境をあまり画面に入れず、アップした画角で最初は迫力を作り、後から味変えでテロップの背後に置いたのもこのような狙いです。
局長でいうと
「サビ前の盛り上がり→ラスサビ」
を2つ同時にお任せしてしまったので少し無理があるなと編集中不安でしたがSikiさんのスマートな回しをできるだけ活かせたつもりなので気に入って頂ければ幸いです。
・screw様
暗めの環境を活かしてアングルや指遣いなどからも感じられる良い意味での奇怪感が素晴らしかったです。
またアラウンド系や複雑系統などよく見るコンボはあるものの自分らしさを盛大に表現できていたのもとても高評価です。
最初は上下を反転させようとしてましたがそれだと持ち味の「奇怪感」が抜けてしまうので反転は実施しませんでした。
環境的には物静かですがどこからか迫力をとても感じたためラスサビ後半を担当して頂きました。
マルチプルからの締めまで勢いを殺さずに畳み掛け爽快なコンボを見せてくれたためそれに応じた様な演出を意識しました。
バクアラからの入りであるため場面の切り替わりを上手く溶け込ませたかった事と締めでの盛り上がりの2点がscrewさん箇所でこだわりました。
・Aya様
直前がキャスト紹介シーンでどうしてもラスサビからの落ち着きが出るのでそれを受け継いで落ち着いた雰囲気のまま本編ごと終わらせたかったのです。原点回帰と言いますか…
また、その時の背景が暗めだったので最後には少し明るみもほしいと感じておりました。
上記の事から環境やペンなどから
「第一人称視点からの日常感」
をとても感じたAyaさんにトリをお任せしました。
ゆっくりとした回しにあったアラウンドなどの技を駆使してくれてとても見心地が良かったです。
ラストの音ハメなどの関係でfsの中でカットを多く使ってしまったのが申し訳なかったです。
fs含め環境、スマートフォンや影から日常的な要素を多く入れてくれて素晴らしい1本でした。
今回の個人的なMVPとしましては素敵な回しが多すぎて…
今後の審査にも活かしたいのでジャンルを分けて1つずつ挙げるとするならば
環境の面で言うとHurusさん(これはダントツ)
コンボの面で言うとtocchaさんのバランス技の連続のインパクトのある繋げ、
また、技単体としてはunknownさんのグリップに指を突っ込む技です。
今回も度肝抜かされました。
対して落選とさせて頂いた方々の中で惜しかった印象を受けた例として
・環境から出る雰囲気とfsの不一致
(暗めなどの素敵な環境を作ってくれても回すスピードを上げたりアクロバットさを大きく出しすぎたあまり、要項に記載した事を上手く表現しきれていなかった方が見受けられました。)
・ピンボケによる見にくさ
(せっかく手癖等素晴らしい回しをしてくれているのにピンボケにより見にくさが増し、全体的な評価を落としてしまっている方です…
これを活かして回想的な表現を思いつきましたがあくまでも本編は出演者を主役にしたかったのでこの案は破棄しました。)
・極端なフレームアウト
(回している時、ペンの極端なフレームアウトは私にとって1番のマイナスポイントです。
手も画面端に欠けている方がいらっしゃいましたがそれさえなければ受かっていたという方もいるので非常にもったいなかったです。)
などが挙げられます。
また、合否に関わらず具体的な審査内容を知りたい方がいらっしゃればDMにて対応致しますのでお気軽にお声掛けください。
・物語と本編で繋がるシーン等の解説、ポイント
⚠ここから先は本編でのネタバレを多く含みますので
「まだ見ていない!」
「本編も見たし物語も読んだけどもう少し自分の力だけで探りたい!」
という方はここで読むのを一旦ストップするのをオススメします。
物語とは本編youtube動画での概要欄に綴られているのでお読み下さい。
では早速見ていきましょう。
前回の「母として障壁」では過去作と繋がる工夫を多く施しました。
が今回は1本の動画だけで解決するのでとりあえずそこを解説するのでまさにハイテク。
まぁ気楽に見て行って下さい☺️
1.本編の字幕と物語の主人公の行動
本作の中で最も
「本編と物語で同じことを意味している」
箇所がありますがそれがどこか分かりましたか?
本編では曲が1番から2番に移る間奏の直前、
Kur4さんの出演直後、とある橋の映像を映していますがその際にカットが続くごとに少しずつ景色が遠のいて行く演出の箇所があります。
そこでの字幕が1つ1つ違うのでまずは見ていきましょう。
はい。この4箇所です。字幕は
「涙は流してはいけないはずでしょ」
↓
「その時は上を見上げれば良い」
↓
「夢を追い求めているのなら」
↓
「もっと上を向きなさい」
となっています。
「何事にも上を向いていきなさい」
という意味です。
対して物語では主人公の行動を表現する語りの一部分にその答えがあります。
主人公が廃れ果てた遊園地を歩き回って、ジャックを眺めているシーンの要約です。
「下を向いたら涙が零れ落ちそうな気がしてならないため、見たくもない景色をずっと視界に入れ続けてしまう」
はい。
表現は違えどここと先程の字幕で同一の意味を示しているのが分かります。
ちなみに、このように物語と本編とで同じ意味を示しているところが他にも数か所あるので探してみて下さい。
(見つけた方はDMしてくれると喜びます…)
2.「過去と現実」とは
これは少し分かりにくい伏線です。
本編、物語と2つとも見た方の中でほんの一握りの方は分かったかもしれません。
今回の物語、あらすじとしては
「かつての記憶とは乖離していた遊園地を主人公が歩き回り、無残な姿のジャックを発見しそこから様々なことを悟る」
というものでしたね。
よく読むとこれは
「かつての記憶」→「過去」
「悲惨な遊園地」→「現実であり現在の姿」
と、このようになるため物語も
「過去の現実と今の現実を交互に出しながら物語を進めていく」
ようにしています。
さて。これがどう本編と繋がるのか。
ヒントとなるのが動画の募集開始時です。
皆さん、募集要項を思い出して下さい。
募集要項に私は
「今回はアンケートを実施しません。」
と記していました。
その理由がこの伏線と関係します。
これまでのcvでは提出して頂いた時に
「座右の銘」
であったり
「思い入れのある場所」
などを聞くアンケートを合否に関係なく提出頂いた参加者全員に行っていました。
(これをもとに物語を作ったり、座右の銘などは英語表記にして本編に添えたりと…)
がなぜ今回はしなかったのか…
実は今回も本編のみに登場している座右の銘等があります。
Riakuさんの出番のときの左上の白文字、
Kur4さんの出番の時の左上の黒文字、
FrEonさんの出番の時の背景に紛れている黒文字、
など…
もちろん、上記の方々に特別に実施したアンケートの解答ではありません。
実はこれら、
過去作の中で落選とさせて頂いた方々のアンケートの解答です。
制作の際に
「せっかく答えてくれたのに無駄にするのはもったいないな…」
と思ったのでこのように
「過去作の際に得た解答を現在の作品に、つまり現実の2つをまたがって登場させる」
事で無理やり使用させて頂くかつ伏線として仕込んでみました。
3.ジャックの目線
かつてのジャックは
「小柄ながらも背中に客を乗せて優雅に走り回っていた」
ジャックでした。
が今ではツタに殺されているかのように横になっていますよね。
ここも少し本編と触らせています。
「ジャック目線」
として考えていただくと分かりやすいです。
本編で登場した風景動画、は全て上向きに撮っているのがポイントですが
その中でも1つだけ何かおかしな動画がありましたよね…
本編序盤、crossさんの出演直後の動画です。
はい。この動画。
過去作のタイトルと本作が並んでいますが
「この動画だけピントがぼけている」
事に注目してください。
皆さん、今のジャックはどう倒れていましたか?
「目をくり抜かれてツタに殺されているかのように横たわっている」
んです。
ピントをぼかしたのは
「目が見えていない」
事をどうにか表現したく、ここだけピントをぼかしました。
まぁ今回はここまでにしておきましょう。
あ、もちろん他にもあるのでお探しください。
そして見つけたら私までDMくれると制作した甲斐を感じるので喜びます。
3.制作のImbocdより最後に
皆さま改めて動画を提出して頂きありがとうございました。
過去作含めて今回までどれも審査性になるまでたくさんの動画を頂き続けていて本当に嬉しい限りです。
まだまだ未熟な私の作品ですが私の求めている雰囲気?を上手く作ってくれる方がたくさん増えていて私も感動しております。
さて、去年の11月から始まった私のcvシリーズですが…
次作で完結予定です。
募集開始はいつになるかは分かりませんが実はもう既に準備を進めております。
これまでにはなかった
「物語とcvの融合」
という新たな試みをこうしてできているのも皆さんのおかげだと思っております。
ぶっちゃけ、自己満だけで終わっちゃうのかと心配なので、このような
「物語との融合cv」
の意見?的なものをDMででも良いので教えてくださるととても助かります……
最終章もどうかお楽しみに
Imbocd